導入事例|アカマイ・テクノロジーズ合同会社様|データセンター・ハウジングmediaCONNECT

導入事例アカマイ・テクノロジーズ合同会社様

世界最大級のコンテンツ配信事業者が選んだ
「堂島データセンター」
フレキシブルな対応と接続性の高さがポイントに

アカマイ・テクノロジーズ合同会社
ネットワーク本部
シニアネットワークビジネスデベロップメントマネージャー
青木 幸之助 氏

アカマイ・テクノロジーズ合同会社

 アカマイ・テクノロジーズ様は、1998年に米国マサチューセッツ州で設立されたコンテンツ配信ネットワーク(CDN)事業者です。世界130カ国以上に設置された28万台以上のサーバーで構成される分散型の「Akamai Intelligent Edge Platform」により、グローバル規模のコンテンツ配信負荷分散サービス、クラウドセキュリティサービス事業を展開しています。その規模は世界最大級であり、毎日13億のデバイス、1億のIPアドレスと通信し、年間2.5EB(エクサバイト)のデータを取り込んでいます。日本法人のアカマイ・テクノロジーズ合同会社様は2003年に設立され、日本国内のインターネット事業者・企業向けのCDNサービスとセキュリティサービスを提供しています。

アカマイ・テクノロジーズ合同会社様のロゴマーク

 世界最大級のコンテンツ配信事業者であるアカマイ・テクノロジーズ様は、同社が構築した分散型の「Akamai Intelligent Edge Platform」のサービス提供基盤として、NTTスマートコネクトの「堂島データセンター」を利用しています。

導入の背景サービス提供規模の拡大に伴い一部のプラットフォームの冗長性確保が必要に

 アカマイ・テクノロジーズ様は、1998年に設立された世界最大手のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)事業者です。世界中に設置されたサーバーで構成される分散型クラウドコンピューティングプラットフォーム「Akamai Intelligent Platform」を運営し、顧客企業のコンテンツやアプリケーションの配信を高速化するサービスを提供しています。近年は、大規模かつ高速なネットワーク基盤を活用したクラウドセキュリティサービス事業に注力。日本国内では三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)との合弁会社であるGlobal Open Network Japanを設立し、ブロックチェーンを用いたペイメントプラットフォームである「GO-NET」を開発するなど、ユニークな新規事業にも取り組んでいます。

 そんなアカマイ・テクノロジーズ様では、サービス提供規模の拡大に伴い、西日本エリアをカバーする大阪のデータセンターを拡張することを計画しておりました。同社ネットワーク本部 シニアネットワークビジネスデベロップメントマネージャー 青木幸之助氏は次のように話します。
 「当社は、すでに大阪で利用しているデータセンターがありましたが、一部のサービスプラットフォームに冗長性を持たせるために、大阪の別サイトにデータセンターを用意する必要がありました。メトロエリア(都心部)にあるデータセンターを探しましたが、結果的にNTTスマートコネクトの堂島データセンターを追加することにしました」(青木氏)

 青木氏によると、アカマイ・テクノロジーズ様は従来から堂島のデータセンターを利用してサービスプラットフォームを運用していましたが、そのエリアでさらにデータセンターを拡張することを検討していたと説明します。

 「堂島にはデータセンターが集中していますが、4つのビルに分かれているため、冗長性を持たせることが可能、また、ネットワーク接続性の観点からも堂島でデータセンターを確保することが得策だと考えました」(青木氏)

採用のポイント他のデータセンターと容易に相互接続できるコストパフォーマンスの良いサービスを選定

 アカマイ・テクノロジーズ様が堂島のデータセンターを拡張することに決めたのは、2019年初めのことでした。堂島で新たなデータセンターを調達するために、NTTスマートコネクトに提案を依頼しました。

 「NTTスマートコネクトは、堂島で複数のビルで複数のコロケーションスペースを運用しており、冗長構成の運営が可能であり、設備、堂島内を接続する光ケーブリングサービス、外部ネットワーク回線の引き込みも含めたフレキシブルな提案がありました。当社が利用している他のデータセンターとの接続性、NTTスマートコネクトが提供するコロケーションサービスのスペックなどを総合的に判断し、NTTスマートコネクトの『堂島データセンター』を選定することにしました」(青木氏)

 アカマイ・テクノロジーズ様がNTTスマートコネクトを選んだ理由は、大きく2つあると言います。1つは、ネットワーク接続性の高さです。

 「NTTスマートコネクトは、堂島のビル間を相互接続する『光ケーブリングサービス(堂島コネクト)』を用意し、高速・セキュアなネットワーク接続を提供しています。大阪メトロエリアの堂島というロケーションとともに、このネットワーク接続性の高さが一番の決め手になりました」(青木氏)

 もう1つは、コスト面の優位性です。青木氏によると、NTTスマートコネクトが提案したデータセンターのコロケーションサービス、および付帯サービスにかかる料金の設定は、他のデータセンター事業者に比較して「競争力が高いものだ」と評価しています。

サービスイメージ図

導入効果マルチキャリア対応の高速なインターネット接続を実現
素早く柔軟な対応により短期間で運用スタート

 アカマイ・テクノロジーズ様がNTTスマートコネクトの堂島データセンターを利用してサービスプラットフォームを拡張し、運用を開始したのは2019年10月のことでした。

 「サービスプラットフォームを拡張するにあたっては、インターネットにネットワークを接続する、いわゆるトランジットを当社だけで用意するのは難しい場合もあり、NTTスマートコネクトに支援をお願いしました。また、他社の通信回線を引き込んで別のビルにつなぐことも、キャリアとのコミュニケーションのサポートを含めてNTTスマートコネクトに対応していただきました。これらを素早く対応してもらえたお陰で短期間のうちに運用を開始することができ、とても助かりました」(青木氏)

 一番の導入効果は、複数キャリアとの高速なインターネット接続を実現し、サービスプラットフォームの冗長性を確保するという当初の目的を果たしたことですが、それに加えてNTTスマートコネクトが状況に応じたフレキシブルな対応を提供したことも効果として挙げています。

 またアカマイ・テクノロジーズ様では、新しいサービスプラットフォームの運用開始後も、データセンターの拡張・増強は随時行っています。

 「設備・装置の搬入や設置、回線の敷設の対応は、2020年3月以降は新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、対応が難しい場面もありましたが、遅れが出ないよう適切に対応ししていただきました。また、NTTスマートコネクトには、ラックスペースの増設も含めて依頼した工程をしっかりと対応していただき、オンタイムで拡張を進めることができました。このように導入・構築作業の幅を広げることができたのもNTTスマートコネクトの堂島データセンターを選んだ大きな効果であり、そのサービス内容には非常に満足しています」(青木氏)

今後の展望サービス需要の高まりに応じてサービスプラットフォームの拡張が続く

 アカマイ・テクノロジーズ様では今後も、NTTスマートコネクトの堂島データセンターを利用したサービスプラットフォームの拡張が続いていくと予想しています。

 「アカマイのサービスプラットフォームで提供しているCDNサービス、クラウドセキュリティサービスはユーザー企業が増加しており、大阪にあるデータセンターのトラフィックも増え続けています。とくに新型コロナウイルス感染症の影響によって、CDNサービスではビデオコンテンツやゲームコンテンツのトラフィックが急激に伸びています」(青木氏)

 CDN事業者として知られるアカマイ・テクノロジーズ様ですが、DDoS攻撃対策やボット管理対策などでクラウドセキュリティ市場をけん引しています。特に働き方改革やリモートワークの機運が高まる現在、同社のクラウドセキュリティサービスはさらに需要が高まっているといいます。

 「近年では、テレワークをセキュアに実施するために、多要素認証とシングルサインオンによってアプリケーションごとのセキュアなアクセスを実現するゼロトラストセキュリティを取り入れたサービスなど、クラウドセキュリティサービスに対する需要が高まっています。これらのサービスを日々効率よく提供するために、今後もデータセンターのサービスプラットフォームを拡張していく予定です」(青木氏)

 アカマイ・テクノロジーズ様が運営するAkamai Intelligent Platformは、毎日50Tbps(テラビット/秒)を超えるWebトラフィックを配信しています。このような巨大なネットワーク基盤の一部を構成するデータセンターとして、NTTスマートコネクトの堂島データセンターはこれからもアカマイ・テクノロジーズ様のサービスプラットフォームを支え続けていきます。

※当記事に記載されている内容は、2020年7月現在のものです。

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