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CASE STUDIES導入事例

GMOクラウド株式会社 様クラウド事業者にも選ばれる「堂島データセンター」
GMOクラウドの高品質なサービスをサポート

関西圏で実績のあるホスティングサービス

クラウドにやさしさを、もっと GMOクラウド株式会社 取締役 大阪市社長 増田義弘 様

GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社は、大阪市内に支社を置き、関西圏を中心にホスティングとクラウドのサービスを展開している。その前身であるワダックスは関西圏で長くホスティングサービスを提供してきたが、2010年にGMOインターネットグループにGMOクラウドWESTとして参加。その後、2015年7月にGMOクラウドと経営統合し、GMOクラウド大阪支社として関西圏におけるホスティングニーズを引き受ける役割を担っている。

同社の取締役 大阪支社長 増田義弘氏は、「2010年当時は、クラウドが急速に台頭していた時期で、GoogleやAmazonといった海外勢に、国内勢力が力を合わせて対抗していこうと考え、GMOインターネットグループに加わりました」と振り返る。

 GMOクラウドWESTは、「No!と言わない」サポートや高いセキュリティにより関西圏で支持を集めていたWADAXブランドをそのままサービス名称として引き継ぎながら順調な発展を続け、2014年春からはプライベートクラウドサービスの提供も開始した。

 また、2014年にはオフィスを移転し、関西圏のグループ5社が同じ建物に集合した。福利厚生で社内にカフェを設け、共有スペースではイベントの開催なども行うなど、お互いの顔が見える状況でシナジー効果を生み出している。

同社がエヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(以下、NTTスマートコネクト)のデータセンター利用を開始したのは2010年。当時使用していたデータセンターの満床が近づき、次のハウジング先を探しているなかで、候補の一つにあがってきた。

新データセンター選択要件はロケーションとセキュリティ

最終的にNTTスマートコネクトの堂島データセンターを選択した大きな理由の一つがロケーションだ。2010年当時の、GMOクラウド WEST時代のオフィスは西梅田にあり、堂島データセンターへのアクセスがいい点が大きな魅力だった。既存のハウジング先は少し距離が離れていたため、エンジニアの駆け付けにある程度の時間が必要だった。GMOクラウドの専用サーバーホスティングではユーザーの要望により構成を変更するサービスがあり、その都度調整が必要となり入館の機会はどうしても多い。アクセスの良さはそれだけユーザーへのサービスを向上させることになるため、重要な選考要件だった。

もうひとつの要件はワダックス時代からの売りであったセキュリティの高さを維持、向上できる堅牢な設備だ。この点においてNTTブランドの信頼性は大きい。見学会などを行う際も、NTTグループのデータセンターと知った顧客の安心感は非常に高いという。

さらに増田氏は、「NTT系は堅い会社が多いというイメージを持っていたが、NTTスマートコネクトはまったくそんなことがなかった。むしろ柔軟できめ細かい対応をしてくれることが選択を後押しした」という。

東の大手町、西の堂島IX直結の通信品質

前述した堂島というロケーションには、ハウジングやクラウドを手掛ける事業者にとって、もうひとつ重要なアドバンテージがある。IXとの距離が短いことだ。東京における大手町と同じく、関西圏のインターネットのハブは堂島にある。そのため、インターネットに出ていくための物理的距離が短く、レイテンシーを抑え、高品質な通信を実現することができる。

NTTスマートコネクトはその関西圏のインターネット拠点である堂島にデータセンターを保有しており、IX 接続、大手ISPとのダイレクトピアなど西日本エリアのインターネットと直接接続されている。同社のIPバックボーンも総容量167Gbpsという広帯域だ。

また、同社のネットワークはAS(Autonomous System:自立システム)運用事業者として、インターネットの一部を構成している。このため、インターネット上のキャリアや海外事業者などさまざまな事業者、サービスの近くに存在するため、効率的な経路を利用した少ないホップ数でのコネクティビティ環境の提供が可能となっているのだ。

5年間使用するなかでネットワークの大きな障害は一度もなく、通信品質も安定していると増田氏は評価する。

NTTスマートコネクトのネットワークイメージ

迅速・柔軟なリモートハンドによるサービス品質の向上

さらに、2014年春からは、NTTスマートコネクトが提供する有償のリモートハンド(一次保守)サービス の利用も開始した。同サービスを利用すれば、随時作業/定期作業を問わず、データセンターにおける幅広い対応をNTTスマートコネクトが代行する。GMOクラウドの場合、1ラックに数機種のサーバーが入っているケースが多く、サーバーの機種ごとに指示は異なるが、NTTスマートコネクトがGMOクラウドにヒアリングを行い、それぞれの手順書を作成した。

「クラウドはもちろん、物理サーバーの案件も増加しています。ユーザーのセグメントで要件は異なるため、物理・仮想それぞれのニーズに柔軟に対応しています」と増田氏は説明する。

リモートハンドの魅力は「24時間365日の対応」だ。夜間の障害だと担当者が自宅などから駆け付けるのに1?2時間のサービスダウンが発生するが、リモートハンドならこれを大幅に短縮できる。実際に機器を見ないとわからない障害も切り分け対応できるケースもある。

「サーバーにログインするのは弊社のスタッフですが、ネットワーク越しで対応できない場合には、電話で物理的な再起動をお願いすることもあります」(増田氏)。

同社のNTTスマートコネクトのデータセンター利用は5年間で10倍近くに増加している。機器故障などの障害は、機器の台数が増えれば当然増加するため、リモートハンドの存在は心強い。

さらなる展開を支えるNTTスマートコネクトのデータセンター

GMOクラウドでは、今後のビジネス展開として、2014年2月に開始したクラウドサービスの拡販に注力するとともに、GMOインターネットグループの各サービスの販売にも力を入れていく予定だ。同グループにはシェア日本一のドメイン、サーバーの提供をはじめ、EC支援サービスや、セキュリティではSSL証明書の発行、さらに決済事業など、インターネットでビジネスを行うために必要なものがすべてそろっている。SSL証明書をサーバーに入れて提供するなどグループのシナジー効果を積極的に活用していくという。

これらのビジネスを成功に導くのは安定したインフラがもたらす高信頼なサービスだ。NTTスマートコネクトの堂島データセンターと強力なネットワークは、GMOクラウドのサービス展開において重要な役割を担っていると言えるだろう。

PROFILEGMOクラウド株式会社

設立
平成5年12月
資本金
9億1,690万円(平成26年12月31日現在)
事業内容
クラウド・ホスティングサービスおよびセキュリティサービスを中核とした各種インターネットソリューションの開発・運用
本社
東京本社〒150-8512
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー10階
大阪支社〒530-0011
大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪タワーB23階
下関支社〒750-0016
山口県下関市細江町1-2-10 エストラスト第2ビル3階
URL
https://www.gmocloud.com/

※当記事に記載されている内容は、2015年10月現在のものです。

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